平成10年度 ホームページ作成マニュアル
                                                                                                           
もくじ
step1 企画を立てよう@コンセプト・体制を考えよう
      ホームページで何ができるか
      誰に・何を伝えたい
      運営体制はどうするか

      予算を考える
step2 企画を立てようA ページを作ろう
      どんな情報を入れるか
      どんなデザイン・イメージにするか

      見せ方はどうするか

      設計図をつくる

      素材を集める

      作成する

atep3 公開・宣伝しよう
      動作をチェックする
      公開する
      宣伝する

                 

始めに 近年、地球温暖化防止に森林が二酸化炭素の吸収・固定源として果たす役割がますますクローズアップされてきており、こうした中で、全国各地の森林総合利用施設も、これまで以上に森林環境教育や森林体験活動の場としての活用が期待されてきています。

 本会では、平成9年度より「森林の総合利用に供する森林の整備とその利用の促進を図る」ことを目的として森林総合利用森林整備支援事業を実施していますが、平成9年度は、各地の森林総合利用施設情報をインターネット上のホームページに紹介するほか、森林総合利用施設の運営主体が、インターネット上に普及PRのホームページを開設するために必要な基礎知識等を解説した「ホームページ作成マニュアル・ホームページで森林総合利用施設情報を世界に発信しよう」を作成し、各地の森林総合利用施設へ配布いたしました。

 本年度のホームページ作成マニュアルは、その続編として、神奈川県南足柄市経済部農政課のご協力をいただき同市が運営する「足柄森林公園・丸太の森」をモデルに、企画段階からホームページを公開するまでのプロセスと留意点を解説しました。昨年度のマニュアルとあわせてご活用いただき、少しでも各森林総合利用施設の運営の役に立てていただければ幸甚です。
 

設定した条件  本書は、森林総合利用施設を持つ市町村が、実際にホームページを作成していくプロセスをドキュメントしています。
 ご協力いただいたのは、神奈川県南足柄市です。同市では、森林総合利用施設として「足柄森林公園 丸太の森」を管理しています。平成10年度現在、南足柄市としてのホームページは開設されていませんが、今後その検討をしていくことになるだろうというお話です。

 本来ならば市町村のホームページにリンクする形で、その管轄内にある森林総合利用施設が自主管理するホームページがつくられていくことが理想です。しかし、今回、実際には「足柄森林公園 丸太の森」単独のホームページを作成していくことになりました。そのため、できあがったホームページは、南足柄市のホームページができるまでは、全国森林組合連合会(全森連)のホームページからリンクする、という形で位置づけることになります。

 本書は、この「足柄森林公園 丸太の森」ホームページ公開までのプロセスを追うとともに、今回設定できなかったいろいろな場面を想定して補足解説するようにしています。

 本書の性格上、用語等、抽象的な表現にならざるを得ない場面もあります。そのような場合は、全森連宛に直接お問い合わせいただければ、お答えできる範囲で具体的な解説をさせていただきます。

 また、ページ作成の技術的な解説は、本書ではとりあげず、市販の専門書に譲ることにします。

ホームページを作成するには 「誰にでも簡単にできる」というコンセプトで、ホームページを作成するためのソフトウェアが数多く発売されています。また、同様にホームページ作成のための解説書も並んでいます。確かに、技術的には、これらを使って誰でも簡単にホームページをつくることができるようになりました。しかし、ページづくりや公開の技術ばかりが先行し、何のためにホームページをつくるのか、予算は、機材は、管理は、という企画段階のプロセスをきちんと解説したものはなかなかありません。
 実は、この「企画」というプロセスが、ホームページ作成のためには非常に重要になります。意義、目的、運営方法、予算、内容、イメージ、構成──これらを想定してはじめて作成作業が始まります。
 作成作業は、関心のある人にとっては早く始めたい楽しいものですが、企画段階の時間を惜しみ、先を急いではいけません。綿密に計画が立てられ十分に練られたホームページは、長期にわたりたくさんの人に見てもらうことができ、その内容も読み手にしっかりと伝わるものとなるでしょう。
 本書では、ホームページ作成のプロセスを下図のように大きく4つの工程に分けて考えました。そして、STEP1企画を立てよう・から、STEP3公開・宣伝しようまでを段階を追って解説しています。中でも、STEP1とSTEP2は、「企画する」プロセスであり、本書ではこの説明に重点を置いています。
STEP1  企画を立てよう@ コンセプト・体制を考えよう
    ホームページで何ができるか
    誰に・何を伝えたい?
    運営体制はどうするか
    予算を考える
STEP2 企画を立てようA ページをつくろう
    どんな情報を入れるか
    どんなイメージデザインにするか
    見せ方はどうするか
    設計図をつくる
    素材を集める                          
企画する
     作成する
STEP3 公開・宣伝しよう
     動作をチェックする
     公開する
     宣伝する                 今回扱う範囲
STEP4 保守・更新する
保守・更新の必要性
更新の方法
   
 
 そして実際に検討していただく上での比重は、下の図のように考えています。つまり、「企画を立てる」ことは、ホームページ作成工程全体の大半を占めることになります。企画さえしっかり立ててあれば、その後の工程はスムーズに進められる、ということでもあります。すなわち、作成テクニックの面で苦労するよりも、企画を十分に練り、読み手にとって必要な情報をきちんと発信するホームページづくりを目指すべきなのです。
 作成作業に関しては、内部で作成する場合もありますが、実際には外部のホームページ作成業者に委託して作成してもらう場合が多いようです。しかし、外注するということになっても企画の重要度は変わりません。より一層しっかりと企画を立てて、自分たちの考えを業者に伝えなければならなくなります。
 ホームページをつくり、公開したことで、すべてが終わったとほっとしてはいけません。公開したことで、新たな業務が発生するのです。それが、保守と更新です。メールアドレスを入れたのであれば、メールが届いているかどうかをチェックしたり、返事を書くことが必要になります。季節のイベントなど最新情報を入れていくのであれば、その内容の入れ替えも必要になります。できるだけ短いサイクルでチェック、更新していく必要があるのです。そうでなければ、やがては読み手に飽きられてしまうことになります。送ったメールに返事が来たり、いつ読んでも最新の情報が入っているホームページは、何度も見てもらえるようになり、印象にも残りやすいものです。そんなホームページをつくっていくよう、心がけましょう。なお、保守・更新については、平成11年度に発行する本書の続編で改めて解説していく予定です。
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